「奈良県の花粉症の状況と対策」 松本眼科に来院された患者数と当院設置の花粉量測定値より

松本眼科への来院患者数と当院に設置している花粉検出器のデータから、当院付近の花粉情報をお知らせいたします

2016年、奈良県松本眼科の花粉症情報は、計測を始めていましたスギ、ヒノキ花粉の飛散はついに0になり、アレルギーが原因となって来院される方も落ち着いてきましたので、本日をもって終了いたします。


2017年は2月1日から再開いたします。よろしくお願いいたします。


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スギヒノキの樹木系の花粉はほぼ終息状態です。カモガヤ花粉症はゴールデンウィークに向けて増加中です。引き続いて注意が必要と思われます。

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コンタクトレンズのアレルギー性結膜炎の症状と原因。すぐにくもる、かゆい、レンズが上に上がる。原因はレンズの汚れと硬さ、シリコーンハイドロゲルレンズの硬さもその原因に

コンタクトレンズがすぐに汚れる

目がかゆい

目ヤニ

コンタクトレンズが上に上がる。


こんな症状で来院される方がいらっしゃいます。

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ここの写真のようにレンズが上に上がってしまい、

上瞼の裏側が腫れてきます。




このようになってしまう原因は

コンタクトレンズの汚れによるアレルギー反応と、

コンタクトレンズの硬さ

であると言われています。



今使われているソフトコンタクトレンズの素材には

古いタイプのハイドロゲル新しいシリコーンハイドロゲルがあります。



シリコーンハイドロゲルの素材のレンズは酸素の透過性が良好で、

長時間つけていてもトラブルが起こりにくく、

充血も起こりにくい、

乾燥にも強いため

わが国でも普及してきてます。

シリコーンハイドロゲルの特徴

シリコーンハイドロゲルの充血のおこりにくさ

シリコーンハイドロゲルのわが国での普及程度



しかし、シリコーンハイドロゲルの特徴はタンパク質がつきにくく

本来はアレルギーは起こりにくいはずですが、

素材が硬いという特徴を持ち、

シリコーンハイドロゲルの普及とともに、

その硬いレンズの素材でアレルギーを起こすことがあります。





近畿大学医学部の宮本裕子先生らは、

コンタクトレンズの種類別でのこれらのアレルギーの特徴を調べました。




まず、古いタイプの素材でのワンデータイプの特徴は・・・

●両眼性

●広範囲のアレルギー反応

●体質的にアレルギーを持っている方が多い




一方、新しいタイプの素材であるシリコーンハイドロゲルの特徴は・・・


●片眼性

●局所的なアレルギー反応

●体質的にアレルギーを持っている方は少ない

(以上、宮本弘子他:コンタクトレンズ関連乳頭結膜炎の最近の傾向、日コレ誌54:178-182,2012 より)



この調査の結果から

古いタイプのハイドロゲルのコンタクトレンズは、

レンズについたタンパクによるアレルギーが原因と思われ、

体質的にアレルギーを持っている方に生じるので

両眼で広範囲に生じる傾向がある。


一方、

新しいタイプのシリコーンハイドロゲルのコンタクトレンズは、

硬い素材による器械的刺激が原因と思われ、

片眼で局所的に生じる傾向がありました。

 

ヒノキ花粉の飛散の減少とともに、ヒノキ花粉症の患者さまの来院は減少してきていますが、カモガヤ花粉症の特に小さい子供さんの来院が目立ってきています。引き続いて注意が必要と思われます。


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白目の部分の粘膜を腫らして受診される方がいます

75383b1e.jpg時々、松本眼科にもこの写真のように白目の粘膜を腫らして受診される方がいらっしゃいます。

これは、アレルギー性結膜炎

聞いてみると、「強く目をこすった」「動物を触った手で目を触った」という方が多いようです。

 


 

このようになった時にはあわてずに、まず、冷たいタオルでよく目を冷やしてください。

普通は、2-3時間で徐々に引いてきます。

ただし、腫れが強い時には、眼球に傷がついたり、違和感が出たりしますので、眼科にいって目の状態を診てもらい、2-3日は点眼を使われたほうがよいでしょう。

また、その日は、長時間の入浴など体温を上げるようなことや、刺激物、アルコールなどは避けられたほうがよいでしょう。







まだヒノキ花粉の患者さまが来院されています。引き続いて注意が必要と思われます。

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まつげの役割? まつげを抜く方やまつげの内側に向いている方は結膜炎や花粉症、ドライアイになりやすい

まつげは何のためにあるのか?

の質問に対して


目の中に異物が入らないようにするため


というのが正解です。 


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しかし、鼻毛は鼻の中を毛で覆い、鼻の穴の中に異物が入らないようにしてくれるのはわかりますが、まつげは目の表面を覆っていません。


覆ってしまうと、見えなくなってしまいますし、 

下まぶたのまつげなんかは眼球の反対側の下側を向いています。


なぜ、こんな構造でまつ毛は異物の侵入を防げるのか?


自分もつい最近まで疑問でした。


そこで新しい説として、まつげは瞬きをするときに、目の周囲の気流の向きを変えることによって、微粒子や細菌、ウイルス、ダニなどの侵入を抑えているということを、アメリカジョージア工科大学のデビッド・フー先生は発表しています。


うちわで異物を追い払うようなイメージです。


またまつげは目の表面の乾燥の防止にも重要であることがわかりました。



内反症


ですから、上の写真のように内反症と言ってまつげが眼球の方に向いている方は、まつげのうちわ機能を発揮できないため、かえって結膜炎や花粉症になりやすいようです。



また、時々ごろごろするからと言って自らまつげを抜いている方がいらっしゃいますが、かえって異物を侵入させてしまいます。


逆に、つけまつげはドライアイの予防になる可能性があることを、この先生は述べられておられます。



 

ヒノキ花粉の最盛期がまだ続いています。

引き続いて注意が必要と思われます。


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アイボンは花粉症に効果がある?

花粉症の患者様から、

「このかゆみをすぐに止める何か良い方法はありませんか?」


と聞かれることがあります。


そのような場合、洗眼をしてみてはいかがですかとお答えしています。



しかし、水道水は塩素を含んでいますので刺激感が強くなるかもしれません。

花粉症

洗眼には、市販されているカップ型の洗眼薬のアイボンを使われるのがが良いと思います




東京歯科大学の村戸ドール先生たちは、


花粉の入った目にアイボンを使って洗眼をした結果、 


何もしなかった目よりもアイボンをした目の方が早く症状が改善することを


2015年日本眼科学会にて発表されました。




花粉を除去する効果と、クーリング効果で症状が改善するようです。


かゆくてかゆくてたまらないときにはアイボンでの洗眼を試されてはいかがでしょうか。


ただし、やりすぎると悪影響が出ることがありますので、要注意です(詳しくはこちら
 


 

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